地震などの災害はいつ発生するかわかりません。
日中、私たちが活動しているときに発生するとは限りませんよね。夜、眠っているときに大きな地震に見舞われることも大いにあり得ます。
多くの人が365日欠かさず、1日に大体7時間の睡眠をとります。それほどの長い時間を寝室、特に布団の中で過ごすわけですから、地震などの災害に対して何らかの備えや対策をとっておくべきです。
そこで今回は、睡眠時に枕元に置いておくべき防災グッズを3つ厳選してご紹介します。
枕元に置いておくべき防災グッズ3選
眠っているときに地震が発生した場合、次のような事態が想定されます。
このような状態のとき、布団の中から手が届く範囲に置いておきたい防災グッズがあります。
懐中電灯などのライト
夜間に大きな地震が発生した場合には、停電も発生しているかもしれません。辺りは真っ暗になります。
そのような状況の中、避難や状況確認のためにと動き回るのは危険です。家具が倒れていたり物やガラスが飛散している状況が考えられるからです。
まずは明かりを確保し周囲の状況をよく確認することが大切です。
靴、スリッパなどの履物
いざ避難しようとしても、ガラスが飛散していると移動は困難です。けがの恐れもあります。
そのためにも、靴やスリッパなどの履物を枕元に置いておきましょう。ガラスなどを踏み抜かない丈夫なものがベストです。
また、出口が歪んでしまい扉が開きにくくなってしまったときには、扉を蹴破る際の足の保護にも役立ちます。
ホイッスル
避難できる状況であればまだいいですが、家具の下敷きになったり出口がふさがったりして身動きが取れなくなることがあるかもしれません。
そうなったときは外部からの助けを待つしかありませんが、ただ待っているだけでは見つけてもらえないかもしれません。かといって声を出し続けるのも体力がなければ難しいです。
そんなときに活躍するのがホイッスルです。
ホイッスルは呼吸さえできる状況であれば、大きな音を出すことができます。
防災におけるホイッスルの役割は、こちらの記事でも紹介していますのでご覧ください。
備えるときの注意点
これらの防災グッズを揃えたら、ひとまとめにしておきます。
大きな地震の揺れでどこかに転がってしまったり、何かの下敷きになって取り出せないといったことがないように、置き方には寝室の実情に合わせて工夫する必要があります。
置く場所は、やはり布団で寝ていて手が届く範囲です。
暗闇の中で確実に手に取れること、これが大切です。
寝室の防災
枕元に防災グッズを置いておくことも大事な備えですが、それ以外にも寝室でやっておくべき対策があります。
震度7を記録した阪神・淡路大震災において、建物の損壊はなかったものの家具の転倒や散乱によって逃げ遅れたり室内でけがを負った人が多数いたそうです。
防災対策を施すだけで、防げる被害があります。
まとめ:今すぐ準備しよう
防災の備えとして、たとえば防災リュックや備蓄を一度に用意しようとするのは大変です。これらはできるときに少しずつ備えるのがいいでしょう。
今回ご紹介した枕元に置くべき防災グッズは、100円均一でも手に入るものばかりです。
防災に関してまだ準備をしていない人も、まずは枕元の防災から手を付けてみてはいかがでしょうか。
※防災リュックについては、下記の記事でも紹介していますのでぜひ参考にしてみてください。
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