人生100年時代と言われるようになりました。
これからの長い人生、豊かに生きていきたいものです。
そういうことを考えたとき、やはり早いうちからの積み重ねが大事になってきます。
特に、人生のスタート地点である若い時期は、将来の可能性を広げるための大きなチャンスが満ちています。
筆者であるしゃむ子は、そんな大事な時期を消極的、受動的に過ごしてしまい、大学卒業、就職、転職を経た今、「もっとこうしておけばよかった」と後悔することも少なくありません。
そこで今回は、そんな風に後悔しないために、将来のために早めに取り組んでおけばよかったと思うことを3つにまとめてみました。
積極性を持つ/失敗をする
「失敗することを恐れるより何もしないことを恐れろ」とは、自動車メーカーであるホンダの創業者、本田宗一郎氏の言葉です。
若いうちは失敗を恐れず、積極的に物事に取り組むことが自分の成長につながります。
特に失敗から得られる教訓やノウハウは、成功するのみでは得られない、実践的な経験に裏打ちされた価値ある知識です。
失敗は、一般的にはできればしたくないもの、好ましくないものと考えられがちです。しかし、失敗は人生の学びや成長につながるというメリットもあるのです。
失敗は若いうち、年月の浅いうちにしかできないことでもあります。年月を重ねると後輩や部下を持つようになったり役職も上がったりするなど、だんだんとリカバリーや責任を取る立場になってくるからです。
内向的であるなど性格上、なかなかハードルの高いことと思う方もいるかもしれません。
その場合は、いきなり大きなことをするのではなく、小さなことから取り組んでみてください。その結果、成功すれば成功体験として、失敗してもノウハウとして蓄積されるのでマイナスにはなりません。
注意点としては、注意すれば防げる単純な失敗などはできるだけ減らすことが望ましいです。また、失敗をしたら必ず原因の特定や分析を行い、成功への足掛かりにすること、同じ失敗を繰り返さないようにすることが肝要です。
積極性や失敗は、その経験による自己の成長のみならず、人としての魅力の醸成にも寄与します。
あなたの周りにも、失敗した経験談を笑い話として話す人はいませんか?そういう人は魅力的で、人間としての厚みを感じますよね。
これは失敗や課題に真摯に向き合ってきた結果であり、成長の証でもあります。例えば、やがて人の上に立つ立場になったときにも、部下に対して安心感を提供し、チャレンジへの恐れを和らげることができるなどリーダーシップにもつながります。
資産形成/資産運用
将来のためにお金を貯める・増やすべき理由は2つあります。
①将来の備えのため
1つ目は、将来の備えのためです。
結婚、出産、子育て、子どもの独立など、ライフステージによって多くの資金が必要になりますし、老後にも貯えがある方が安心です。目標をかなえるために必要になってくるお金もあるでしょう。
お金は生活を支える基盤であると同時に、将来の夢や目標に向けて賢く管理することが、ライフステージでの充実感や幸福感につながります。
②人生のゆとりや満足感のため
2つ目は、人生にゆとりや満足度(=幸せ)をもたらすためです。
お金があればいろんなものが買える、いろんなことができる、だから満足している、という方もいるでしょう。お金に余裕があるとそれだけで安心、という方もいるでしょう。
もちろん幸せの要素はお金だけではなく、幸福感を完全に保証するものではありませんが、その要素の一つとして、心のゆとりができればその分自己実現や自己研鑽に目を向けることができ、その結果幸せにつながるということもあります。
資産運用
この2点を満たす手段のため、銀行にお金を預ける「預金」と同時に取り組みたいのが資産運用(投資)です。
資産運用には「始めるタイミングが早ければ早いほどリターンが期待できる」という性質があります。これは「複利」という仕組みによるためです。複利とは、運用で得た利益を元本にプラスして再投資し、その合計金額をもとに利益を得る方法です。複利では利益が利益を生むため、運用期間が長くなるほど発生する利益の金額が大きくなります。
「投資」と聞くと難しく、リスクがあるイメージがあると思います。
確かに知識が必要になったり、投資の種類によっては資金が必要になったり、損失が出る場合もあります。株式、投資信託、不動産などと種類も多いため、何から手を付けたらよいかもわかりにくいですよね。
私がお勧めしたいのは、NISAや投資信託です。
これらは小額から始めることができるとともに、投資の三大原則である「長期・積立・分散」の3つの投資手法を取ることができるので、初心者でも比較的とっつきやすいです。
※投資については、さまざまなリスクを正しく認識したうえで、自分自身の判断と責任に基づいて行ってください。
お金に関心を持つ
もし資産運用はやはり不安だという方は、お金に関心を持つことから始めてはいかがでしょうか。
何から始めたらいいかわからないという方は、お金に関する勉強や資産形成について書かれた本も多くありますので、ぜひ読んでみてください。
例えば、両@リベ大学長著「本当の自由を手に入れるお金の大学」によれば、お金に困らない自分らしい生活を送るためには、お金を「貯める・稼ぐ・増やす・守る・使う」力を鍛えるべきである、ということが書かれています。イラストが多く、初心者でもわかりやすく体系的に学ぶことができるのでお勧めです。
視野を広げる
これまでに述べた「積極性を持つ/失敗をする」「資産形成/資産運用」を含めて、視野を広くすることが大事です。
「視野を広くする」とは、固定観念や先入観などにとらわれず知識や経験を広げるということです。
その手段はいくつかありますが、私がお勧めしたいのは次の2つです。
①人脈を広げる
私たちは、人との関わりを断って生活することはできません。生きている以上、人と関わり続けます。視野を広げることは、人脈を広げることと言えるかもしれません。
自分とは異なる立場や価値観、年代の人と幅広く関わりを持ってみてください。
人の価値観に触れると「こういう考え方もあるのか」という気づきにもなりますし、自分の価値観に変化をもたらし行動や思考の幅が増える可能性もあります。
人脈を広げることの副産物として、「このことはあの人に聞けばいい」というふうに人に助けを求めやすくなります。自分である程度できるようになることも大切ですが、困ったときに困ったと人に助けを求めることができるのも、生きていくうえでは大切なスキルです。
助けてもらうことでできることがあるのならば、視野を広げるきっかけにもなります。
②勉強する・経験する
視野を広げるうえで欠かせないのは、知識と経験です。
いろんなことに興味を持って接したり、疑問を持つことが、視野を広げる近道です。特に、経験のないこと、苦手なことなどにも挑戦することで幅広い視野を獲得できます。
本を読んだり資格試験に挑戦するのもいいかもしれません。
できること、わかることが増えれば、人生はより豊かになりますし、選択肢が広がります。
取り巻く状況は変わる
人生は同じところにとどまり続けることはありません。
例えば仕事でも、ずっと同じ仕事をするとは限りませんよね。
異動や転勤もそうですが、思わぬ病気やけがで転職を余儀なくされることもあり得ます。
そうなったときに生きてくるのは視野の広さです。窮地に陥ったとき、世界を広く見渡せるようになっていれば自分の可能性に気付けるようになります。
まとめ
将来のために、早いうちから取り組むべきことについて解説しました。
改めてポイントをまとめると下記のとおりです。
この3点を早いうちから取り組むことで、より充実した人生の基盤を築くことができます。
また、困難に直面した時、自身のスキル、お金、人脈があれば乗り越えることも可能になるでしょう。
「遅い」ということはありません。
このブログを読んで、まだ始めていないという人がいれば、少しずつ、無理のない範囲で始めてみてください。そして豊かな人生を手に入れましょう!
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